1.学ぶ意思のある人を応援します
でこぼこ研究会は、発達障害の当事者・家族・支援者のためのスクールです。
対象は、本気で「学びたい」という意思のある人。
それだけに、ある程度の厳しさはあります。
「どんな人でも、なんでも受け入れる」という態度ではありません。
残念ですが、まだ、必死で頑張れる状態ではない人や、中途半端な気持ちの状態の人は、対象ではありません。
なぜなら、その人の「状態」にあった場所で学ぶべきだと思うからです。
それぞれの人の「状態」にあった支援が必要なのです。
発達障害が社会に知られるようになり始めてから、「まだ頑張れない状態の人」や、「中途半端な気持ちの状態の人」を受け入れる場所は、当事者会や支援団体など、どんどんと増えてきました。
それぞれの人にあった支援といえども、その人の「状態」は時と共に変化します。
まだ頑張れない、まだ中途半端な気持ちで定まらない、そんな状態にいる当事者もたくさんいます。
けれど、その「状態」も変化していきます。
そして、「状態」が変われば、学ぶ内容も、学ぶ場所も変えていく必要があります。
心が元気になって、「いざ!社会に出て行こう!」「何か頑張りたい!」と思えるようになったときには、飛び立つために必要なコトを学べる場所が必要になります。
けれども、そういう学びの場所が少ないのが現状です。
あったとしても、授業料は何十万円もかかる、公的な補助は受給条件を満たさない…という事情で、結局、立ち往生しあきらめざるを得ないことが多いのではないでしょうか。
だからこそ。
でこぼこ研究会は、元気になって「何かやりたい!」「学びたい!」という状態になった人が、社会へ飛び出していくためのジャンプ台としての役割を担いたいと考えました。
受講生が、本気で「これがやりたい!」「こうなりたい!」という思いをもっての行動であれば、可能な限り実現できるように応援しています。
実 際に、コミュ講座の卒業生は、しっかりと自分の意思をもって「これを学びたい!」「こういう講座を作ってほしい!」「こうしたらもっといいなじゃいか?」 「こんなことをしたいけれど、やってもいいですか?!」と積極的に提案してきます。
それは、単なる「自分都合」や「わがまま」などではなく、しっかりとした 「提案」なのです。
だからこそ、私は、できる限りそれが実現できるように、一緒に具体的な実現方法を考えていきます。
「でこぼこ研究会」は、社会へジャンプ台として、受講生を応援します。
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明日は、「でこぼこ研究会」の基本方針(2)です。
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