読み切りゲストコラム 第1回 (ゲスト:こよりさん)
人間を50年もやってると、いろんなことが起きる。生まれた時に死に掛けて、親をはらはらさせてからこの方、いろんなことを乗り越えてきた。
小 さいときから「変な子」で、親の添い寝を嫌ったり、特定の物しか食べなかったり。自分で「自分が変だなー」と気づいたのは 幼稚園で集団生活をした頃か ら。みんなは先生の言うことがわかって行動できるのに、私だけ先生の言うことがわからない。言語の遅れがあったわけではなく、「あいまいな言い方」が全く わからなかった。「みなさん」とは誰と誰を指すのか?「早くしなさい」とは何をすることなのか?その度、立往生で先生を困らせた。
学校へ行 くようになっても、それは同じ。集団&あいまい言葉に慣れなくて、いつもマイペースで本ばかり読んでいた。学校の本は知ってることばかりで退屈だったの で、家から持参した本を読んでいた。その頃のお気に入りは、父が持っていた「絵入り民法事典」。何をしたら法律違反で、何の罰則が適応されるのか書いて あったから、とってもわかりやすい。「大人はいいなあ、こういう本があって。子供にも社会のルールや学校のルール書いた本が欲しいよ」そう思っていた。
12歳の時、いつものように立ち寄った市立図書館で…
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